トランプ関税、ユーロ安をもたらす可能性高い＝オランダ中銀総裁

２月２日、欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は、トランプ米大統領が課す新たな関税について、米国のインフレと金利の上昇につながり、ユーロ安をもたらす可能性が高いとの認識を示した。フランクフルトのECB本部前で１月撮影（２０２５年　ロイター/Jana Rodenbusch）

[アムステルダム ２日　ロイター] - 欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は２日、トランプ米大統領が課す新たな関税について、米国のインフレと金利の上昇につながり、ユーロ安をもたらす可能性が高いとの認識を示した。

オランダのテレビ番組で、貿易戦争は全ての当事国に損害を与えるものであり、経済的には関税に対する最良の反応は何もしないことだが、各国は政治的な判断から報復するだろうと語った。

トランプ米大統領は１日、カナダとメキシコからの輸入品に２５％の関税、中国からの輸入品に１０％の追加関税を４日から課す大統領令に署名した。