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英ディアジオ、ギネスやモエ・ヘネシー持ち株売却の意向なし

2025年01月27日(月)12時15分

 1月26日、英酒造大手のディアジオは、ビールブランド「ギネス」あるいは仏高級ブランドLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)の飲料部門であるモエ・ヘネシーの持ち株を売却する意向はないと発表した。写真はギネスビール。英ロンドンで昨年10月撮影(2025 ロイター/Hollie Adams)

[26日 ロイター] - 英酒造大手のディアジオは26日、ビールブランド「ギネス」あるいは仏高級ブランドLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)の飲料部門であるモエ・ヘネシーの持ち株を売却する意向はないと発表した。

ブルームバーグ・ニュースは24日、ディアジオがモエ・ヘネシーへの出資の見直しに加え、ギネスについて選択肢を模索していると報じた。報道はギネスの評価額は100億ドルを上回る可能性があるとしている。

ディアジオは声明で「ギネス・ブランドとモエ・ヘネシーの持ち株を巡る最近のメディアの憶測について、当社はいずれも売却するつもりはないことを確認する」と述べた。2月4日の中間決算で事業に関する最新情報を提供するという。

ビールよりも蒸留酒が大半を占めるディアジオの事業の中で、ギネスは異色の存在だが、最近の業績は主要なウイスキーブランドの「ジョニー・ウォーカー」などを上回っている。

コロナ禍後、高価な酒類のブームが下火になり、蒸留酒販売は苦戦している。一方、ギネスの売上高は2021年以降、毎年2桁台の伸びを見せており、ノンアルコール版も急成長している。

ロイター
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