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豪BHP、10―12月期の銅生産量17%増 チリ銅鉱山の効率性改善で

2025年01月21日(火)14時18分

[21日 ロイター] - オーストラリアの資源大手BHPグループは21日、昨年10─12月期の銅生産量が前年同期比17%増の51万700トンだったと発表した。銅原石の品質向上や、南米チリのエスコンディダ銅鉱山での処理効率の改善が生産量を押し上げた。

一方、鉄鉱石の産出量は微増にとどまった。オーストラリアの西オーストラリア州サウス・フランク鉱山での鉄鉱石産出量は前年同期の7270万トンから7310万トンに増え、ビジブル・アルファが集計した市場予想の7280万トンに迫る水準となった。

BHPは温室効果ガスの排出量が少ないエネルギーへ移行する世界的な流れを受け、銅に重点を置く戦略を強化している。銅の長期的な見通しには強気で、世界の需給は10年後には1000万トンの供給不足になると見込む。

こうした見通しに基づき、世界最大級の銅鉱山であるエスコンディダなどチリのプロジェクトには少なくとも110億ドルを投資する方針だ

西オーストラリア州での本会計年度(2025年6月末までの1年間)の鉄鉱石産出量の見通しは従来の2億8200万─2億9400万トンに据え置いたが、この範囲内の高めの水準になると見込んだ。

ロイター
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