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中国、独VW工場の取得に関心 影響力拡大狙い=関係筋

2025年01月16日(木)15時10分

 中国の当局と自動車メーカーは、閉鎖が予定されているドイツの工場に注目しており、特にフォルクスワーゲン(VW)の拠点に関心を寄せていると、中国政府に近い関係者がロイターに語った。写真はドイツ・オスナブリュックにあるVWの工場。昨年10月撮影(2025年 ロイター/Thilo Schmuelgen)

John O'Donnell Victoria Waldersee

[フランクフルト/ベルリン 16日 ロイター] - 中国の当局と自動車メーカーは、閉鎖が予定されているドイツの工場に注目しており、特にフォルクスワーゲン(VW)の拠点に関心を寄せていると、中国政府に近い関係者がロイターに語った。

関係者は、中国は工場を取得することで、最も歴史があり、最も権威のある自動車ブランドの本拠地である、ドイツの自動車産業への影響力を構築することが可能になると話している。

中国企業は、これまでドイツで電気通信からロボット工学まで、さまざまな産業に投資しているが、自動車製造にはまだ進出していない。

VWは中国企業との競争激化のあおりで売り上げが減少。コスト削減の一環として、ドレスデンの工場は2025年から、オスナブリュックの工場は27年から生産を終了することで労組と合意しており、現在は両工場の代替用途を模索している。

関係者によると、VWはオスナブリュック工場を中国の買い手に売却することに前向きだという。

ロイター
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