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S&P、日産の格付け見通し「ネガティブ」に下げ 業績改善に時間

2025年01月14日(火)17時25分

 1月14日、S&Pグローバル・レーティングは、日産自動車の長期発行体格付け(BB+)のアウトルックを「安定的」から「ネガティブ」に変更したと発表した。写真は、横浜にある同社本社ビルのロゴ。2018年12月、横浜で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 14日 ロイター] - S&Pグローバル・レーティングは14日、日産自動車の長期発行体格付け(BB+)のアウトルックを「安定的」から「ネガティブ」に変更したと発表した。格付けは据え置いた。格付けとアウトルックにはホンダとの経営統合による影響は織り込んでいない。

S&Pはアウトルックの変更について、日産の主力市場である中国や米国を中心にグローバル販売の不振が続く中で、業績が大きく改善する基調となるにはS&Pの従来想定より時間を要する可能性が高まったと判断したと説明。電動化や自動化に向け多額の投資負担が続く中、業績を早期に回復できなければ財務基盤への下方圧力が高まる可能性も反映しているという。

日産はホンダとの経営統合に向けた協議を進める方針を公表している。S&Pは、両社が経営統合した場合、日産の信用力にポジティブな影響をもたらすとみている。

ロイター
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