中国ＣＡＴＬ、上半期の香港上場へ銀行起用＝関係筋

　１月１３日、中国車載電池大手の寧徳時代新能源科技（ＣＡＴＬ）が香港上場に向けてＪＰモルガンやバンク・オブ・アメリカなどの銀行を起用したことが関係者２人の話で分かった。写真はＣＡＴＬの看板。中国の福建省で昨年１１月撮影（２０２５　ロイター／Kevin Krolicki）

Kane Wu　Selena Li

[香港 １３日 ロイター] - 中国車載電池大手の寧徳時代新能源科技（ＣＡＴＬ）が香港上場に向けてＪＰモルガンやバンク・オブ・アメリカなどの銀行を起用したことが関係者２人の話で分かった。香港市場で今年有数の新規株式公開（ＩＰＯ）となる可能性がある。

関係者によると、中国国際金融（ＣＩＣＣ）と中信建投証券も起用された。

ＩＰＯ計画の規模は確定していないが、ＣＡＴＬの時価総額を考慮すると数十億ドル規模になる可能性が高いという。１３日終値に基づく同社の時価総額は１５００億ドル。

関係者によれば、ＣＡＴＬは今年上半期の上場を目指している。

中国Ａ株企業の間で海外の流動性調達を求めて重複上場に関心が高まる中、香港では過去数週間にＩＰＯが増加している。