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アックマン氏、パーシングによるハワード・ヒューズ合併を提案

2025年01月14日(火)11時39分

 1月13日、米著名投資家ビル・アックマン氏(写真)は、自身の投資会社パーシング・スクエアが不動産会社ハワード・ヒューズ・ホールディングスの持ち株を10億ドル増やすとともに、ハワードが5億ドルの自社株買いを追加実施することを通じて両社を合併する計画を発表した。写真は米ネバダ州 ラスベガスで2017年5月撮影(2025 ロイター/Richard Brian)

[13日 ロイター] - 米著名投資家ビル・アックマン氏は13日、自身の投資会社パーシング・スクエアが不動産会社ハワード・ヒューズ・ホールディングスの持ち株を10億ドル増やすとともに、ハワードが5億ドルの自社株買いを追加実施することを通じて両社を合併する計画を発表した。

パーシングによるハワードの持ち株比率は現在38%だが、身売りに同意するハワード株主数次第で61―69%へ高まる見通しだ。

ハワード・ヒューズは米国で商業用、居住用、複合的用途の不動産を所有しており、LSEGのデータによると株式時価総額は36億ドル。

計画では、パーシングの部門がハワードの他の株主から10億ドルで1180万株を買い取る。

アックマン氏はハワードの取締役会に宛てた書簡で「われわれは、他の長期株主および取締役会と同じく、この企業の株価パフォーマンスに不満を抱いている」とした。

ハワードはパーシングから提案を受け取ったことを確認し、外部取締役で構成する特別委員会が提案内容を検証すると説明した。

アックマン氏は2010年からハワードの会長を務めていたが、昨年4月に退任した。

ロイター
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