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SHEIN、上半期のロンドン上場視野 米中高官協議で進展も=関係筋

2025年01月10日(金)08時17分

1月9日、複数の関係者によると、中国発の格安ファッション通販大手「SHEIN(シーイン)」は規制当局から新規株式公開(IPO)の承認が得られ次第、上半期のロンドン上場を目指している。2024年12月、リバプールで行われた販促ツアーのバスで撮影(2025年 ロイター/Phil Noble)

Helen Reid Kane Wu

[ロンドン/香港 9日 ロイター] - 複数の関係者によると、中国発の格安ファッション通販大手「SHEIN(シーイン)」は規制当局から新規株式公開(IPO)の承認が得られ次第、上半期のロンドン上場を目指している。

IPOは早ければイースター(4月20日)にも完了する可能性があるという。

関係者によると、リーブス英財務相は11日から中国を訪問し、何立峰副首相と会談して経済・金融協力について話し合う予定で、シーインが必要とする規制当局の承認手続きが進展する可能性がある。

別の関係者は、同社は上半期の上場を目指しているが、最終的なスケジュールはまだ流動的だと語った。

シンガポールに本社を置くシーインはロンドンIPOにあたり、英金融行動監視機構(FCA)と中国の証券規制当局に承認申請を提出している。

FCAのトップはリーブス氏の訪中に同行し、中国規制当局のトップと会談する予定。

シーインはコメントを差し控えた。FCAは上場申請についてはコメントしないと説明。英財務省はロイターの質問に回答していない。

シーインは2022年に本社を南京からシンガポールに移したが、委託製造契約を結ぶ5800社の大半が中国国内にあるため、同社のロンドン上場は中国証券監督管理委員会(証監会)の許可も必要とし、オフショア上場規制の対象となっている。

証監会は、英政府代表団の訪中とシーインのIPOに関する質問には応じていない。

ロイター
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