ニュース速報
ビジネス

日経平均は続落、見送りムード強く売り優勢の大発会に

2025年01月06日(月)16時14分

 1月6日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比587円49銭安の3万9307円05銭と続落して取引を終えた。写真は2022年12月、都内の株価ボードで撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

Fumiya Mizuno

[東京 6日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比587円49銭安の3万9307円05銭と続落して取引を終えた。寄り付き直後は3日の米国株式市場が高かったことを受け、前営業日比で一時98円96銭高の3万9993円50銭まで上昇したが、その後は見送りムードが強くなり、前営業日比で一時661円76銭安の3万9232円78銭まで下落。後半は安値圏でのもみ合いに終始するなど、売り優勢の大発会となった。

個々には日本製鉄など材料があったものの、総じて材料に乏しく、前週末の米国株高への反応も一時的だった。ただ、これに関しては「2日までは下げていたことから、3日の反発だけでは新規買いを誘うにはインパクトが小さい」(国内証券ストラテジスト)との声も聞かれる。

市場では「今日は寄り付き後の高い時間帯も大台に届かなかったが、日経平均4万円を回復するほど市場エネルギーはないということ。年明け早々で材料も不足し、年末高からの流れで利益確定売りが優勢となった」(SBI証券・投資調査部長の鈴木英之氏)との指摘もあった。

TOPIXは1.02%安の2756.38ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.02%安の1418.61ポイント。プライム市場の売買代金は4兆4817億6400万円だった。

東証33業種では、値上がりは海運、鉱業など5業種、値下がりは輸送用機器、小売業、サービス業など28業種だった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.47%安の634.71ポイントとなった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが357銘柄(21%)、値下がりは1243銘柄(75%)、変わらずは44銘柄(2%)だった。

個別では、トヨタ自動車など先駆株に値を消す銘柄が目立つほか、日本製鉄、IHIが安く、ファーストリテイリングもさえない。半面、東京エレクトロンなど半導体関連株が小じっかりとなり、ソフトバンクグループも高い。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 39307.05 -587.49 39945.42 39,232.78─39,993.50

TOPIX 2756.38 -28.54 2792.1 2,748.77─2,793.11

プライム指数 1418.61 -14.68 1435.37 1,414.69─1,437.35

スタンダード指数 1273.15 1.08 1278.97 1,273.15─1,280.96

グロース指数 815.04 -9.53 827.72 814.64─830.30

グロース250指数 634.71 -9.47 646.46 634.43─648.71

東証出来高(万株) 201845 東証売買代金(億円) 44817.64

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、データセンター建設に200億ドル UA

ワールド

メタ、米でファクトチェック廃止 トランプ氏との関係

ワールド

トランプ氏、米沖合の石油・ガス開発禁止撤回へ 大統

ビジネス

米12月ISM非製造業総合指数54.1に上昇、投入
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国の宇宙軍拡
特集:中国の宇宙軍拡
2025年1月14日号(1/ 7発売)

軍事・民間で宇宙覇権を狙う習近平政権。その静かな第一歩が南米チリから始まった

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流行の懸念
  • 2
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵の遺族を待つ運命とは? 手当を受け取るには「秘密保持」が絶対
  • 3
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」
  • 4
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 5
    仮想通貨が「人類の繁栄と自由のカギ」だというペテ…
  • 6
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 7
    レザーパンツで「女性特有の感染症リスク」が増加...…
  • 8
    ウクライナの「禁じ手」の行方は?
  • 9
    真の敵は中国──帝政ロシアの過ちに学ばない愚かさ
  • 10
    「日本製鉄のUSスチール買収は脱炭素に逆行」買収阻…
  • 1
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流行の懸念
  • 2
    真の敵は中国──帝政ロシアの過ちに学ばない愚かさ
  • 3
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵の遺族を待つ運命とは? 手当を受け取るには「秘密保持」が絶対
  • 4
    早稲田の卒業生はなぜ母校が「難関校」になることを…
  • 5
    ザポリージャ州の「ロシア軍司令部」にHIMARS攻撃...…
  • 6
    地下鉄で火をつけられた女性を、焼け死ぬまで「誰も…
  • 7
    カヤックの下にうごめく「謎の影」...釣り人を恐怖に…
  • 8
    青学大・原監督と予選落ち大学の選手たちが見せた奇跡…
  • 9
    「これが育児のリアル」疲労困憊の新米ママが見せた…
  • 10
    「日本製鉄のUSスチール買収は脱炭素に逆行」買収阻…
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊」の基地で発生した大爆発を捉えた映像にSNSでは憶測も
  • 3
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 4
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼ…
  • 5
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 8
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
  • 9
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 10
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いす…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中