日経平均は続落、見送りムード強く売り優勢の大発会に
1月6日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比587円49銭安の3万9307円05銭と続落して取引を終えた。写真は2022年12月、都内の株価ボードで撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
Fumiya Mizuno
[東京 6日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比587円49銭安の3万9307円05銭と続落して取引を終えた。寄り付き直後は3日の米国株式市場が高かったことを受け、前営業日比で一時98円96銭高の3万9993円50銭まで上昇したが、その後は見送りムードが強くなり、前営業日比で一時661円76銭安の3万9232円78銭まで下落。後半は安値圏でのもみ合いに終始するなど、売り優勢の大発会となった。
個々には日本製鉄など材料があったものの、総じて材料に乏しく、前週末の米国株高への反応も一時的だった。ただ、これに関しては「2日までは下げていたことから、3日の反発だけでは新規買いを誘うにはインパクトが小さい」(国内証券ストラテジスト)との声も聞かれる。
市場では「今日は寄り付き後の高い時間帯も大台に届かなかったが、日経平均4万円を回復するほど市場エネルギーはないということ。年明け早々で材料も不足し、年末高からの流れで利益確定売りが優勢となった」(SBI証券・投資調査部長の鈴木英之氏)との指摘もあった。
TOPIXは1.02%安の2756.38ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.02%安の1418.61ポイント。プライム市場の売買代金は4兆4817億6400万円だった。
東証33業種では、値上がりは海運、鉱業など5業種、値下がりは輸送用機器、小売業、サービス業など28業種だった。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.47%安の634.71ポイントとなった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが357銘柄(21%)、値下がりは1243銘柄(75%)、変わらずは44銘柄(2%)だった。
個別では、トヨタ自動車など先駆株に値を消す銘柄が目立つほか、日本製鉄、IHIが安く、ファーストリテイリングもさえない。半面、東京エレクトロンなど半導体関連株が小じっかりとなり、ソフトバンクグループも高い。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 39307.05 -587.49 39945.42 39,232.78─39,993.50
TOPIX 2756.38 -28.54 2792.1 2,748.77─2,793.11
プライム指数 1418.61 -14.68 1435.37 1,414.69─1,437.35
スタンダード指数 1273.15 1.08 1278.97 1,273.15─1,280.96
グロース指数 815.04 -9.53 827.72 814.64─830.30
グロース250指数 634.71 -9.47 646.46 634.43─648.71
東証出来高(万株) 201845 東証売買代金(億円) 44817.64
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