ニュース速報
ビジネス

訂正(発表者側の申し出)-台湾鴻海、AI需要で第4四半期売上高が過去最高 予想上回る

2025年01月07日(火)16時00分

 1月5日、世界最大の電子機器受託生産企業である台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が発表した第4・四半期決算は、売上高が市場予想を上回り、過去最高を記録した。写真は、同社のイベントで展示された電動二輪車のパワートレインシステム。2024年10月、台北で撮影(2025年 ロイター/Ann Wang)

(5日付配信記事で発表者側の修正により、5段落目の12月売上高で「同月で過去2番目の高水準」を削除します)

[台北 5日 ロイター] - 世界最大の電子機器受託生産企業である台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が5日発表した第4・四半期決算は、売上高が市場予想を上回り、過去最高を記録した。人工知能(AI)サーバー需要が引き続き旺盛となっている。

売上高は前年同期比15.2%増の2兆1300億台湾ドル(約647億2000万ドル)。LSEGスマートエスティメートの予想(2兆1000億台湾ドル)を上回った。

鴻海は、AIサーバーの堅調な需要により、クラウドおよびネットワーク製品部門の収益が大きく伸びたと説明。同社の顧客にはAI半導体大手の米エヌビディアが含まれる。

iPhoneを含むスマート・コンシューマー・エレクトロニクス部門は前年比でほぼ横ばいの伸びとした。

12月単月の総売上高は6548億台湾ドルに達し、前年同月比42.3%増。

鴻海は現在の2025年第1・四半期について、「事業全体が徐々に伝統的なオフシーズンに入った」と説明。24年第4・四半期に記録的な高収益を上げても、続く第1・四半期の業績は過去5年間の平均とほぼ同水準となる見通しで、前年比で大幅な伸びを示すと予想した。具体的な数字は示さなかった。

同社は3月14日に第4・四半期決算の詳細を発表する。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

韓国裁判所、尹大統領の拘束令状を再発付

ビジネス

ユーロ圏、消費者インフレ期待が上昇 今後1年2.6

ビジネス

ユーロ圏CPI、12月速報前年比+2.4%に加速 

ビジネス

英建設業PMI、12月は53.3 6月以来の低水準
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国の宇宙軍拡
特集:中国の宇宙軍拡
2025年1月14日号(1/ 7発売)

軍事・民間で宇宙覇権を狙う習近平政権。その静かな第一歩が南米チリから始まった

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流行の懸念
  • 2
    「日本製鉄のUSスチール買収は脱炭素に逆行」買収阻止を喜ぶ環境専門家たちの声
  • 3
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──ゼレンスキー
  • 4
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 5
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 6
    空腹も運転免許も恋愛も別々...結合双生児の姉妹が公…
  • 7
    ウクライナ水上ドローンが「史上初」の攻撃成功...海…
  • 8
    ウクライナの「禁じ手」の行方は?
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    プーチンの後退は欧州の勝利にあらず
  • 1
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流行の懸念
  • 2
    真の敵は中国──帝政ロシアの過ちに学ばない愚かさ
  • 3
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵の遺族を待つ運命とは? 手当を受け取るには「秘密保持」が絶対
  • 4
    カヤックの下にうごめく「謎の影」...釣り人を恐怖に…
  • 5
    早稲田の卒業生はなぜ母校が「難関校」になることを…
  • 6
    地下鉄で火をつけられた女性を、焼け死ぬまで「誰も…
  • 7
    ザポリージャ州の「ロシア軍司令部」にHIMARS攻撃...…
  • 8
    青学大・原監督と予選落ち大学の選手たちが見せた奇跡…
  • 9
    「これが育児のリアル」疲労困憊の新米ママが見せた…
  • 10
    「日本製鉄のUSスチール買収は脱炭素に逆行」買収阻…
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊」の基地で発生した大爆発を捉えた映像にSNSでは憶測も
  • 3
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 4
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼ…
  • 5
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 8
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
  • 9
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 10
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いす…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中