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日経平均は小反落、クリスマス休暇で参加者減 方向感欠く

2024年12月24日(火)16時14分

 12月24日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比124円49銭安の3万9036円85銭と小幅に反落して取引を終えた。写真は2月、都内の株価ボードで撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

Noriyuki Hirata

[東京 24日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比124円49銭安の3万9036円85銭と小幅に反落して取引を終えた。米株高を受けて買いが先行したが短時間でマイナスに転じ、後場は小幅安での小動きが続いた。海外勢を中心にクリスマス休暇に伴う参加者の減少が意識されて見送りムードが強まった。個別材料以外での物色には明確な傾向が出なかった。

日経平均は48円高で寄り付いた後、一時84円高に上値を伸ばしたが、買い一巡後は短時間でマイナスに沈んだ。市場では「海外勢の参加が細る中で、年末特有の売りや為替介入への警戒感が重しになった」(しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹シニアファンド・マネージャー)との声があった。

ただ、下値も165円安と限られており、狭いレンジでの推移が続いた。「損益通算の売りや旧NISAの利益確定売りがこのところの上値を重くしてきた面があるが、きょうあすで一巡するとみられ、年末にかけて上値は軽くなってくるのではないか」(しんきんAMの藤原氏)との見方が聞かれた。

個別物色では、大規模な自社株買いを発表したホンダが大幅高となった。ホンダとの統合協議を開始した日産自動車は売り先行後に大幅高となり、荒い値動きとなった。市場では「次の展開への思惑が交錯した」(国内証券のアナリスト)との声があった。

TOPIXは0.02%高の2727.26ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.02%高の1403.62ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆0943億5800万円だった。東証33業種では、値上がりは海運や電気・ガス、輸送用機器など18業種、値下がりは非鉄金属やサービス、情報・通信など15業種だった。

信越化学工業やZOZO、ニトリホールディングスは堅調だった。一方、フジクラやアドバンテストが軟調。ソフトバンクグループはさえなかった。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.01%安の630.12ポイントと、わずかに反落した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが745銘柄(45%)、値下がりは817銘柄(49%)、変わらずは81銘柄(4%)だった。

終値 前日比 寄り付き   安値/高値 

日経平均 39036.85 -124.49 39210. 38,995

23 .76─39

,245.7

5

TOPIX 2727.26 0.52 2730.5 2,722.

2 98─2,7

32.48

プライム指数 1403.62 0.28 1405.2 1,401.

6 58─1,4

06.26

スタンダード指数 1252.32 -0.8 1254.5 1,250.

3 41─1,2

54.53

グロース指数 806.05 -1.19 807.05 801.74

─807.0

5

グロース250指 630.12 -0.04 629.94 625.59

数 ─630.9

0

東証出来高(万株 184806 東証売買代金( 30943.

) 億円) 58

ロイター
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