ニュース速報
ビジネス

ホンダと日産の統合、実現すればクレジットにポジティブ=ムーディーズ

2024年12月24日(火)10時55分

格付け会社ムーディーズは24日、ホンダと日産自動車が開始した経営統合に向けた協議について、実現すればクレジットにポジティブとの分析を発表した。ホンダに比べて信用力が弱い日産により有益とした。写真は日産の内田誠社長(左)とホンダの三部敏宏社長。12月23日、東京で撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Nobuhiro Kubo

[東京 24日 ロイター] - 格付け会社ムーディーズは24日、ホンダと日産自動車が開始した経営統合に向けた協議について、実現すればクレジットにポジティブとの分析を発表した。ホンダに比べて信用力が弱い日産により有益とした。

ムーディーズは、両社が研究開発費を共有することで新たな電動車を中国市場などに投入できるようになると評価。米国が輸入関税を引き上げた場合の影響を緩和できるほか、収益性の高いホンダの二輪車事業が日産の品ぞろえ拡大につながる可能性があるとした。

一方、統合の実行リスクは高いとも指摘。二輪車事業に比べて利幅が小さいホンダの四輪車事業は、リストラを進める日産の自動車事業を吸収する柔軟性が低いとみている。

ホンダが決めた1兆1000億円の自社株買いは、クレジットにネガティブと評価した。流動性などに影響があるとしている。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

略奪でガザの食料供給機能不全、イスラエルの対策言明

ワールド

イラン、ワッツアップなどの禁止解除 ネット規制緩和

ワールド

アメリカン航空が米国で全便運航停止、約1時間後に解

ワールド

トランプ氏、「凶悪な性犯罪者や殺人犯」に死刑求める
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2025
特集:ISSUES 2025
2024年12月31日/2025年1月 7日号(12/24発売)

トランプ2.0/中東&ウクライナ戦争/米経済/中国経済/AI......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    ウクライナの逆襲!国境から1000キロ以上離れたロシアの都市カザンを自爆攻撃
  • 3
    9割が生活保護...日雇い労働者の街ではなくなった山谷の「現在を切り取る」意味
  • 4
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
  • 5
    「自由に生きたかった」アルミ缶を売り、生計を立て…
  • 6
    強烈な炎を吐くウクライナ「新型ドローン兵器」、ロ…
  • 7
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 8
    ウクライナ前線での試験運用にも成功、戦争を変える…
  • 9
    「オメガ3脂肪酸」と「葉物野菜」で腸内環境を改善..…
  • 10
    日本製鉄、USスチール買収案でバイデン大統領が「不…
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 3
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──ゼレンスキー
  • 4
    おやつをやめずに食生活を改善できる?...和田秀樹医…
  • 5
    村上春樹、「ぼく」の自分探しの旅は終着点に到達し…
  • 6
    9割が生活保護...日雇い労働者の街ではなくなった山…
  • 7
    ウクライナの逆襲!国境から1000キロ以上離れたロシ…
  • 8
    【駐日ジョージア大使・特別寄稿】ジョージアでは今、…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    トランプ、ウクライナ支援継続で「戦況逆転」の可能…
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 3
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼンス維持はもはや困難か?
  • 4
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 5
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 6
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 7
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 8
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いす…
  • 9
    2年半の捕虜生活を終えたウクライナ兵を待っていた、…
  • 10
    村上春樹、「ぼく」の自分探しの旅は終着点に到達し…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中