スタバ労組、スト店舗にＮＹなど追加 全米10都市に

米コーヒーチェーン大手スターバックスの米国内従業員１万人以上を代表する労働組合は１２月２１日、ストライキの実施地域にニューヨークなど４都市を追加したと発表した。２０日、カリフォルニア州でストを行う従業員（２０２４年　ロイター/Daniel Cole）

[２２日 ロイター] - 米コーヒーチェーン大手スターバックスの米国内従業員１万人以上を代表する労働組合は２１日、ストライキの実施地域にニューヨークなど４都市を追加したと発表した。労組は賃上げと店舗の人員増、より良い勤務シフトの実現を会社側に求めている。

ストは２０日から５日間の予定でロサンゼルス、シカゴ、シアトルの店舗で始まったが、新たにニュージャージー州、ニューヨーク、フィラデルフィア、セントルイスの店舗に拡大された。労組はニュージャージー州のどの都市でストが行われているかは明らかにしていない。

スターバックスは、ストによる混乱は米国内のごく少数の店舗にしか影響を及ぼしていないため、経営に大きな影響はないと説明。労組の提案は、時間給パートナーの最低賃金を直ちに６４％引き上げ、３年間の契約期間中に７７％引き上げるというもので、持続可能な内容ではないとした。

現在、ストは全米１０都市に拡大し、クリスマス商戦に影響を与える可能性がある。

スターバックスは米国内で１万１０００以上の店舗を展開し、約２０万人の従業員を雇用している。