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中国、預金準備率のさらなる引き下げ余地ある=人民銀高官

2024年12月16日(月)07時30分

 12月14日、中国人民銀行(中央銀行、写真)の王信研究局長は、銀行の預金準備率をさらに引き下げる余地があるとの見解を示した。2020年2月、北京で撮影(2024年 ロイター/Jason Lee)

[北京 14日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)の王信研究局長は14日、銀行の預金準備率をさらに引き下げる余地があるとの見解を示した。現在の準備率は平均で6.6%。中国国営中央テレビ(CCTV)が伝えた。

中国共産党と政府は12日、2025年の経済運営方針を決める中央経済工作会議で、景気底上げに向けて財政出動を拡大するとともに、金融緩和を行う方針を決めた。

人民銀は今年、5%前後の成長率目標達成に向け、金利引き下げや流動性注入を行ってきた。

王局長は経済界の会議で、金融政策実施の次の段階への具体的な配慮として、政策の伝達を促進し、総合的な社会的資金調達コストを着実に低下させるよう、金利を強化すべきだと指摘。

「流通市場での国債売買の取り組みが成熟するにつれ、人民銀は今後、さまざまな金融政策手段を用いて十分な中長期流動性を供給し、銀行システムの流動性を適切に維持すべきだ」と述べた。

ロイター
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