BofAトップ、トランプ次期政権下の事業環境に強気見通し
12月11日、米大手銀行バンク・オブ・アメリカ(BofA)のブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO、写真)は、トランプ次期政権下の事業環境について強気の見通しを示した。11月13日、ニューヨークで撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)
Saeed Azhar Lananh Nguyen Arasu Kannagi Basil
[11日 ロイター] - 米大手銀行バンク・オブ・アメリカ(BofA)のブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は11日、トランプ次期政権下の事業環境について強気の見通しを示した。
ゴールドマン・サックスの米国金融サービス会議に出席したモイニハン氏は「(トランプ次期政権の)規制改革はM&A(企業合併・買収)に有利な形になるだろう」と語り、株式資本市場の活動がより拡大して最終的に新規株式公開(IPO)を活発化させると予想した。
モイニハン氏によると、バンク・オブ・アメリカの第4・四半期投資銀行手数料は前年比で25%増加する可能性があるほか、資産管理手数料は20%伸び、トレーディング収入が過去最高になってもおかしくないという。
貸出金利と預金金利の差によって生まれる純金利収入(NII)に関しても、第4・四半期の目標達成に自信を見せるとともに、来年も伸び続けると強調した。
バンク・オブ・アメリカによる従来の想定では、第4・四半期のNIIは143億ドルないしそれ以上とされる。
モイニハン氏は「融資伸び率は年率4%か4%強と、業界全体より高くなると見込んでいる」と説明した。
その上で最近の銀行株上昇は「とても理にかなっている」と述べ、会場にいた投資家らの笑いを誘った。
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