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米エクソン、石油・ガス生産量18%増の中期計画発表

2024年12月12日(木)03時03分

米石油大手エクソンモービルは11日、2026年から30年までのプロジェクト支出を年間280億─330億ドルに拡大することを盛り込んだ中期経営計画を公表した。11月撮影(2024年 ロイター/Raphael Satter)

[ヒューストン 11日 ロイター] - 米石油大手エクソンモービルは11日、2026年から30年までのプロジェクト支出を年間280億─330億ドルに拡大することを盛り込んだ中期経営計画を公表した。石油・ガス生産量を合計日量540万バレルと、現在の約458万バレルから約18%増やすことも掲げた。

ダレン・ウッズ最高経営責任者(CEO)は、プロジェクトへの支出拡大は「投資全体で30%以上のリターンを生む」見通しだと強調した。

石油と液化天然ガス(LNG)生産の拡大によって利益を200億ドル拡大するほか、キャッシュフローを300億ドル増やす。それに合わせ、株主還元も強化する。

米国でのシェール事業は、米シェール大手パイオニア・ナチュラル・リソーシズを買収したことで、今年の石油生産量が倍増する計算となる。さらに米最大級のシェール鉱区「パーミアン盆地」での生産量を30年までに3倍以上の日量230万バレルとすることを目指す。

このほか、利益率の高いガイアナでも日量130万バレル生産する目標を掲げた。

原油価格の低迷が見込まれる中、エクソンは今回策定した中期計画により、価格の変動があっても利益が確保できることを株主に示すことを狙っている。

ロイター
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