独サービスPMI、11月は50下回る 第4四半期は良くてゼロ成長か
12月4日、 S&Pグローバルがまとめた11月のドイツのHCOB購買担当者景気指数(PMI)改定値は、サービス部門が49.3と10月の51.6から低下し、好不況の分かれ目である50を9カ月ぶりに下回った。ミュンヘンのビアホールで2023年9月撮影(2024年 ロイター/Angelika Warmuth)
[ベルリン 4日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた11月のドイツのHCOB購買担当者景気指数(PMI)改定値は、サービス部門が49.3と10月の51.6から低下し、好不況の分かれ目である50を9カ月ぶりに下回った。
ハンブルク商業銀行(HCOB)のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は、8カ月にわたって50を上回っていたサービスPMIが50を下回ったことは、製造業の低迷をサービスが補えなくなったことを意味するとし、第4・四半期はゼロ成長ないしマイナス成長となる可能性があると指摘した。
サービス業と製造業を合わせた総合PMIは48.6から47.2に低下した。
新規事業が引き続き減少した。調査企業によると公共部門や製造業の引き合いが減少している。新規輸出は、ペースは落ちたものの5カ月連続で減少した。
サービス部門の人員削減はやや緩和したが、雇用は5カ月連続で減少した。これは2009年以来、最長となる。
賃金上昇を受けたコスト圧力で産出価格は4月以来の大幅上昇となった。