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債券市場の機能度DIは7回連続で改善、9年ぶり高水準=日銀調査
2024年12月02日(月)16時15分
12月2日、日銀が発表した「債券市場サーベイ」の11月調査によると、債券市場の機能度に対する市場参加者の見方を示す機能度判断DIはマイナス20だった。写真は昨年1月、都内の日銀本店前で撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)
Takahiko Wada
[東京 2日 ロイター] - 日銀が2日発表した「債券市場サーベイ」の11月調査によると、債券市場の機能度に対する市場参加者の見方を示す機能度判断DIはマイナス20だった。7回連続で改善となり、マイナス圏ながら2015年11月調査以来の高い水準となった。8月に始めた国債買い入れの減額や市場の落ち着きが市場機能の改善につながったとみられる。
調査期間は11月1─8日。日銀の国債売買オペ先や大手機関投資家など74社を対象に調査した。機能度判断DIは機能度が「高い」と答えた割合から「低い」と答えた割合を差し引いた数字で、マイナスの数字が大きいほど市場機能が低下していると判断している市場参加者が多いことを意味する。
機能度判断DIのうち「3カ月前と比べた変化」はプラス9で、前回のマイナス8から急上昇した。