米シティ富裕層部門、数十人に退職引き留めボーナス支給へ=報道
米金融大手シティグループのウェルスマネジメント(富裕層向け)部門は今年、従業員数十人の退職を食い止めるために特別ボーナスを支給することを決めた。米ブルームバーグ・ニュースが25日に報じた。写真は2017年10月、カナダのトロントで撮影(2024年 ロイター/Chris Helgren)
[25日 ロイター] - 米金融大手シティグループのウェルスマネジメント(富裕層向け)部門は今年、従業員数十人の退職を食い止めるために特別ボーナスを支給することを決めた。米ブルームバーグ・ニュースが25日に報じた。
昨年、同部門の責任者として採用されたアンディ・ジーク氏はインタビューで、最近の業績が定着しつつあると述べた。
同氏は富裕層向け事業の業績不振を好転させるために首脳陣を刷新するとともに、年初の財務目標を再確認した。
一方で、ジーク氏の「突然の」人事異動は一部の幹部を憤慨させ、退社を促している。
シティは引き留め策として、特にウェルス部門とプライベートバンク部門の一部の行員を対象に来年まで同行にとどまることを条件にボーナスを支給する。
同行はこの1年で、富裕層向け部門は約20人が、プライベートバンク部門は上級幹部の約10%がそれぞれ退社している。