米中の動向、引き続き高い関心持ち注視＝トランプ氏の関税方針で官房長官

　１１月２６日、林芳正官房長官（写真）は午前の会見で、トランプ次期米大統領が中国からの輸入品に追加で１０％の関税を課す方針を示したことに関して「世界経済に大きな影響力を持つ米中間の動向は国際社会にとっても極めて重要だ」として、「引き続き高い関心を持って注視していく」と語った。写真は都内で昨年１２月撮影（２０２４　ロイター／Issei Kato）

［東京　２６日　ロイター］ - 林芳正官房長官は２６日午前の会見で、トランプ次期米大統領が中国からの輸入品に追加で１０％の関税を課す方針を示したことに関して「世界経済に大きな影響力を持つ米中間の動向は国際社会にとっても極めて重要だ」として、「引き続き高い関心を持って注視していく」と語った。

林官房長官は、次期政権発足後の米政府の政策やその影響について、予断を持ってコメントすることは控えるとした上で、日米経済関係のさらなる深化・発展を図るための協力を進めていくべく、次期政権とも緊密に意思疎通をしていく考えだと述べた。

トランプ氏は２５日、就任初日にメキシコとカナダからの全ての輸入品に２５％の関税を課し、中国からの輸入品に追加で１０％の関税を課すと表明した。