トタルエナジーズがアダニとの事業停止、「米捜査知らなかった」
フランス石油大手トタルエナジーズは25日、インド財閥アダニ・グループのゴータム・アダニ会長らが米検察当局に贈賄罪で先週起訴された問題を巡り、捜査について知らなかったと説明し、起訴の結果が明らかになるまで同グループとの事業を一時停止すると発表した。仏国内のトタル施設で昨年1月撮影。(2024年 ロイター/Benoit Tessier/File Photo)
America Hernandez
[パリ 25日 ロイター] - フランス石油大手トタルエナジーズは25日、インド財閥アダニ・グループのゴータム・アダニ会長らが米検察当局に贈賄罪で先週起訴された問題を巡り、捜査について知らなかったと説明し、起訴の結果が明らかになるまで同グループとの事業を一時停止すると発表した。
トタルエナジーズは2021年1月にアダニ・グリーン・エナジーの株式19.75%を買収。これはアダニ・グループがインド当局者への贈賄を開始したとされる数カ月前のことだ。
トタルはまた、アダニ・トタル・ガスの株式37.4%のほか、アダニ・グリーン・エナジーとの再生可能エネルギー合弁会社3社の株式50%を保有。このうち2社は米当局がアダニ・グリーン・エナジーに関連する証拠を押収するなどした後に合弁事業を開始した。