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ゴールドマンのファンド、9億ドル損失へ 欧州電池破綻で=FT

2024年11月25日(月)07時35分

 11月23日、米金融大手ゴールドマン・サックスのファンドが、スウェーデンの新興車載電池ノースボルトの破産申請に伴い、約9億ドルの損失を計上する見通しだと、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が23日報じた。写真はスウェーデン・ベステロースのノースボルト施設で2021年9月撮影(2024年 ロイター/Helena Soderpalm)

[23日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスのファンドが、スウェーデンの新興車載電池ノースボルトの破産申請に伴い、約9億ドルの損失を計上する見通しだと、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が23日報じた。

同紙が入手した投資家宛て書簡によると、ゴールドマンが運用するプライベートエクイティ(PE)ファンドはノースボルトの第2位株主で計8億9600万ドルを投資しているが、年末までに評価額をゼロにするという。

ゴールドマンは「われわれはこの結果に失望した多くの投資家のうちの1社だが、高度に分散されたファンドを通じたマイノリティー投資だった。当社のポートフォリオにはリスクを軽減するため集中投資の制限がある」と説明した。

ノースボルトはロイターのコメント要請に応じていない。

ノースボルトは21日、米連邦破産法11条の適用を申請したと発表した。

同社は欧州製電気自動車(EV)電池の最有力メーカーだったが、わずか数カ月で生産面の問題や主要顧客の喪失などに悩まされて経営環境が急激に悪化。一気に存続が危ぶまれる状態に転落した。

ロイター
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