Temuの中国PDD、第3四半期は売上高と利益が予想下回る
11月21日、格安電子商取引(EC)サイト「Temu(テム)」を世界展開する中国のPDDホールディングス(HD)が発表した第3・四半期決算は売上高と利益が市場予想を下回った。写真はTemuのロゴが表示されたスマートフォンとウェブサイト画面のイメージ。昨年4月撮影(2024年 ロイター/Florence Lo)
Deborah Mary Sophia Casey Hall
[21日 ロイター] - 格安電子商取引(EC)サイト「Temu(テム)」を世界展開する中国のPDDホールディングス(HD)が21日発表した第3・四半期決算は売上高と利益が市場予想を下回った。コスト意識の高い消費者の支出を期待ほど取り込めなかった。
国内の格安ECサイト「拼多多(ピンドゥオドゥオ)」の売り上げは中国の若年層の失業率上昇や不動産セクターの危機で消費マインドが損なわれ、抑制されている。競合他社がプロモーションや値引きを強化しており、競争圧力も高まっている。
第3・四半期の売上高は44%増の993億5000万元(137億2000万ドル)。LSEGがまとめたアナリスト17人の予想平均は1026億5000万元だった。
純利益は前年同期の155億4000万元から249億8000万元に増加したが、米国預託証券(ADR)1株当たりの調整後利益は18.59元で、予想の19.79元を下回った。