午後3時のドルは154円前半へ反落、FOMC控え持ち高調整
11月7日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の154円前半で取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)
Shinji Kitamura
[東京 7日 ロイター] -
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の154円前半で取引されている。米連邦公開市場委員会(FOMC)を今夜に控え、前日に急上昇したドルを売り戻す動きが目立った。
序盤は買いが先行した。前日海外で全面高となった流れを引き継ぐ形で、実需の売買が集中する仲値にかけて、一時154.71円まで上昇。前日海外高値を上抜け、7月30日以来約3カ月ぶり高値を更新した。
その後は高値圏で一進一退が続いたものの、午後に入ると上値で売りが目立ち始め、ドルは一時153.94円までじり安となった。特段の手掛かりは見当たらず「FOMC控えた持ち高調整の売りではないか」(国内証券アナリスト)との声が聞かれた。
ドル売りは対円以外でも進み、豪ドルは0.66ドル前半まで反発。前日来の下げをほぼ埋める切り返しとなった。
ユーロは1.07ドル半ばと、前日海外でつけた4カ月ぶり安値から小幅な反発にとどまった。ドイツでは前日、ショルツ首相が自由民主党(FDP)のリントナー財務相を解任し、3党による連立政権が崩壊した。首相は来年1月15日に内閣に対する信任投票を実施すると表明した。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 154.01/154.02 1.0746/1.0747 165.50/165.52
午前9時現在 154.31/154.32 1.0731/1.0732 165.60/165.61
NY午後5時 154.63/154.65 1.0728/1.0730 165.89/165.93