ニュース速報
ビジネス

BMW、第3四半期は61%減益 中国の販売不振など響く

2024年11月06日(水)16時11分

 11月6日、ドイツの高級車大手BMWが発表した第3・四半期決算は61%の減益となり、市場予想を下回った。写真は4月、北京で撮影(2024年 ロイター/Tingshu Wang)

[6日 ロイター] - ドイツの高級車大手BMWが6日発表した第3・四半期決算は61%の減益となり、市場予想を下回った。中国の販売不振とブレーキシステムに絡む不具合が響いた。

ただ、調整後の通期の業績予想は達成可能としている。

オリバー・ツィプセ最高経営責任者(CEO)は「第3・四半期は非常に大きな課題に見舞われたが、第4・四半期は年間目標の達成に向け利益が増加する見通しだ」と述べた。

同社は9月、中国の販売不振や自動車部品大手コンチネンタルから供給を受けるブレーキシステムに絡む不具合を理由に通期の業績予想を下方修正した。

10月には第3・四半期の中国での販売が約3割減少したことを明らかにしていた。

第3・四半期の営業利益は17億ユーロ(18億2000万ドル)。前年同期の43億5200万ユーロから61%減少した。市場予想は18億ユーロだった。

売上高は324億ユーロで、前年同期の384億6000万ユーロから15.7%減少した。市場予想の343億ユーロを下回った。

同社は通期の営業利益率が6─7%になるとの見通しを改めて示した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

「トランプトレード」広がる、勝利宣言や共和の上院奪

ビジネス

トヨタ、4━9月期営業益3.7%減 通期世界販売は

ワールド

ウクライナ大統領、トランプ氏の大統領選勝利を祝福

ワールド

イスラエル首相、トランプ氏の「歴史的復帰」を祝福
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:米大統領選と日本経済
特集:米大統領選と日本経済
2024年11月 5日/2024年11月12日号(10/29発売)

トランプ vs ハリスの結果次第で日本の金利・為替・景気はここまで変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウクライナ軍と北朝鮮兵が初交戦
  • 2
    投票日直前、トランプの選挙集会に異変! 聴衆が激減して異様に空席が目立つミステリー
  • 3
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大人気」の動物、フィンランドで撮影に成功
  • 4
    予算オーバー、目的地に届かず中断...イギリス高速鉄…
  • 5
    「常軌を逸している」 トランプ、選挙集会で見せた「…
  • 6
    「家族は見た目も、心も冷たい」と語る、ヘンリー王…
  • 7
    在日中国人「WeChatで生活、仕事、脱税」の実態...日…
  • 8
    脱北者約200人がウクライナ義勇軍に参加を希望 全員…
  • 9
    ネアンデルタール人「絶滅」の理由「2集団が互いに無…
  • 10
    どちらが勝っても日本に「逆風」か...トランプvsハリ…
  • 1
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大人気」の動物、フィンランドで撮影に成功
  • 2
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウクライナ軍と北朝鮮兵が初交戦
  • 3
    予算オーバー、目的地に届かず中断...イギリス高速鉄道計画が迷走中
  • 4
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 5
    日本で「粉飾倒産」する企業が増えている理由...今後…
  • 6
    「家族は見た目も、心も冷たい」と語る、ヘンリー王…
  • 7
    脱北者約200人がウクライナ義勇軍に参加を希望 全員…
  • 8
    幻のドレス再び? 「青と黒」「白と金」論争に終止符…
  • 9
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 10
    投票日直前、トランプの選挙集会に異変! 聴衆が激…
  • 1
    「地球が作り得る最大のハリケーン」が間もなくフロリダ上陸、「避難しなければ死ぬ」レベル
  • 2
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 3
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 4
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 5
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 6
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 7
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 8
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 9
    予算オーバー、目的地に届かず中断...イギリス高速鉄…
  • 10
    エジプト「叫ぶ女性ミイラ」の謎解明...最新技術が明…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中