米航空機部品スピリット、継続企業の前提に疑義
米航空機大手ボーイングや欧州エアバスの主要サプライヤーである米航空機部品大手スピリット・エアロシステムズは11月5日、継続企業の前提に「相当な疑義」があると開示した。昨年6月、パリ近郊で開催された航空ショーで撮影(2024年 ロイター/Benoit Tessier)
Allison Lampert Manas Mishra
[5日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングや欧州エアバスの主要サプライヤーである米航空機部品大手スピリット・エアロシステムズは5日、継続企業の前提に「相当な疑義」があると開示した。
同社は先月、ボーイングの米工場労働者によるストライキで打撃を受ける中、減少する手元資金を燃焼していると明らかにしていた。
10月の当局への提出書類によると、第3・四半期末時点の現金残高は2億1800万ドルだった。
同社はボーイングの主力機「737MAX」の胴体を製造している。
ストは4日に終結したが、数週間に及び、737を含むほとんどの機種の生産が停止していた。
スピリットの広報担当者、ジョー・ブッチーノ氏は、財務的な制約などに対処するさまざまな選択肢と手段を保持しており、これらの問題について顧客と協力していると述べた。
ボーイングはコメントを控えた。