英アストラゼネカの中国法人社長を当局が調査、詳細不明

　英製薬大手アストラゼネカは１０月３０日、中国法人の社長であるレオン・ワン氏が中国当局の調査を受けていると発表した。写真は２０２０年１１月、上海で開催されたエキスポの同社ブース（２０２４年　ロイター/Aly Song）

Maggie Fick　Casey Hall

[ロンドン/上海 ３１日 ロイター] - 英製薬大手アストラゼネカは３０日、中国法人の社長であるレオン・ワン氏が中国当局の調査を受けていると発表した。

調査の理由やワン氏が当局によって拘束されているかなど詳細は明らかにしなかった。広報担当者はワン氏の所在についても、調査を受けている最中だとの回答を繰り返した。

アストラゼネカは声明で、中国事業は別の幹部が経営を主導しているとしたが、それ以上の詳しい説明は避けた。「要請があれば調査に全面的に協力する」とした。

ワン氏は１０年余りにわたってアストラゼネカに在籍し、発言がたびたび地元ビジネスメディアに取り上げられている。

アストラゼネカは９月にも従業員と元従業員合わせて数人が当局によって調査のため拘束された。