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米国株式市場=ナスダック続伸、エヌビディア時価総額で再び世界首位

2024年10月26日(土)06時54分

米国株式市場は、ナスダック総合が続伸して取引を終えた。9月18日、ニューヨークで撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly/File Photo)

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 米国株式市場は、ナスダック総合が続伸して取引を終えた。大型株が上げをけん引した。

エヌビディアはこの日、時価総額がアップルを抜いて世界首位となった。人工知能(AI)向け半導体への旺盛な需要が株価押し上げに寄与した。これを受け、同社の株価は5.29%高。

米電気自動車(EV)大手テスラは3.36%高。好調な販売見通しを受けて前日は21.9%急騰していた。

アネックス・ウェルス・マネジメントのチーフエコノミスト、ブライアン・ジェイコブセン氏は、「テスラの数字は、超大型7銘柄『マグニフィセント・セブン』の上昇トレンドはまだ終わっていないという楽観的な見方を再び高めた」と述べた。

銀行株が安い。ゴールドマン・サックスは2.27%下落した。

マクドナルドは2.97%安。腸管出血性大腸菌O157の集団感染が発生した問題で、感染者が75人に増加した。

米中堅地銀ニューヨーク・コミュニティー・バンコープは8.26%安。商業用不動産向け融資を巡り4四半期連続の損失を発表したことが売り材料視された

LSEGのデータによると、投資家は依然として、11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)の追加利下げが行われ、年内に約2回の利下げが実施されるとの見方を織り込んでいる。

「マイケル・コース」を展開する米カプリ・ホールディングスは48.89%下落。ファッションブランドの「コーチ」や「ケイト・スペード」を保有する米タペストリーによる買収計画を巡り、ニューヨークの連邦地裁が、差し止めを求めていた連邦取引委員会(FTC)の訴えを認める判決を下したことを受けた。タペストリーは13.54%上昇した。

S&P11セクターの大半が下落。公益事業が下落の主因となった。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.56対1の比率で上回った。

米取引所の合算出来高は115億4000万株。直近20営業日の平均は112億8000万株。

来週は、グーグルの親会社、米アルファベットのほか、アップル、マイクロソフトなど、大手ハイテク企業の決算発表が予定される。

ロイター
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