インフレ圧力抑制に「なお長い道のり」=マン中銀委員
イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)のマン委員(写真)は、足元の英国のインフレ率低下を歓迎する一方、中期的に2%のインフレ目標を達成するには、物価抑制に「なお長い道のり」があるとの見方を示した。2023年1月撮影(2024年 ロイター/Phil Noble)
[ワシントン 24日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)のマン委員は、足元の英国のインフレ率低下を歓迎する一方、中期的に2%のインフレ目標を達成するには、物価抑制に「なお長い道のり」があるとの見方を示した。
マン氏はワシントンで開かれた国際通貨基金(IMF)の会議に合わせて行われたパネルディスカッションで、「持続性について注意深く見てきたサービス部門は久しぶりに5%を下回った」と言及。「モノの価格が少し上昇していることが懸念される」とし、「2%というインフレ率目標を達成するには、サービス部門にはなお長い道のりが残されている」と述べた。
マン氏は8月の金融政策委員会で25ベーシスポイント(bp)の利下げ決定に反対票を投じている。