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午後3時のドルは149円前半に軟化、方向感乏しく売買交錯

2024年10月21日(月)15時42分

 10月21日 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル安/円高の149円前半で取引されている。写真は1ドル紙幣で、2021年11月撮影(2024年 ロイター/Murad Sezer)

Shinji Kitamura

[東京 21日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル安/円高の149円前半で取引されている。週明けの東京市場は手掛かりに欠く展開で、実需と見られる売りに押された後は売買が交錯した。

前週末海外市場で円が買われた流れを引き継ぐ形で、ドルは朝方の149円半ばから前半へ軟化する上値の重い展開となった。特段の材料はなかったものの、アジア市場の米金利が小幅に低下するとともに、ドルが上値を切り下げる形となった。

しかし、仲値公示を経て実需の売買が一巡すると、ドルは次第に反発。午後3時過ぎには149円半ばまで切り返した。市場では「注目の米大統領選が大接戦で、今後の展開がなかなか読み切れない」(FX会社関係者)ことも、売買が交錯する一因との声が聞かれた。

中国人民銀行(中央銀行)は21日午前、銀行貸出金利の指標となる最優遇貸出金利 (ローンプライムレート、LPR)の1年物と5年物を、それぞれ25ベーシスポイント (bp)引き下げた。中国では景気下支えに向けた対策が相次ぎ打ち出され ているが、この日の中国株式市場は小動きが続き、外為市場に目立った反応はなかった。

他の主要通貨もおおむね横ばい。ユーロは1.08ドル半ば、162円前半から半ばで売買が交錯した。

23日に中銀が会合を開くカナダドルは108円台と、ここ数週間の取引レンジ内でもみあいとなった。

ロイターが前週に実施した調査では、29人のエコノミストのうち19人が0.5%、10人が0.25%の利下げを予想するなど事前の見方が二分しており、カナダ銀行(中央銀行)の決定が関心を集めている。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 149.36/149.37 1.0859/1.0860 162.20/162.21

午前9時現在 149.60/149.61 1.0868/1.0869 162.59/162.60

NY午後5時 149.51/149.56 1.0866/1.0867 162.47/162.50

ロイター
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