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中国の株購入向け特別融資制度、すでに20社超が利用 

2024年10月21日(月)12時23分

 10月21日、中国人民銀行(中央銀行)が18日に導入した株式購入資金向けの特別融資制度を利用する上場企業がすでに20社余りあることが取引所への提出書類で分かった。写真は中国人民銀行。北京で2018年9月撮影(2024 ロイター/Jason Lee)

[上海 21日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)が18日に導入した株式購入資金向けの特別融資制度を利用する上場企業がすでに20社余りあることが取引所への提出書類で分かった。

この制度は、上場企業の自社株買いや大株主の株買い増しのための資金を銀行から低利で借り入れられるようにするもので、3000億元(422億4000万ドル)規模で始まった。

石油大手の中国石油化工集団(シノペック)、港湾会社の中国招商港口などが週末にかけ、自社株買い目的に銀行から特別融資を確保したと述べた。

アナリストは、今後この制度を利用する企業が増え、株式市場を支援すると予想する。南華期貨のアナリストは、特別融資の金利は最大2.25%で、純利益率が2.25%を上回る企業が自社株買いに積極的になる可能性があると指摘した。

シノペックによると、同社の支配株主が株式購入資金として7億元相当の融資契約を中国銀行と締結した。同社も株買い戻しのために金融機関から最大9億元の融資を確保したと別の文書で明らかにした。

海運の中遠海は、自社株買いの原資として20億元の融資契約を中国銀行と締結したとした。

ロイター
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