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ファーストリテ株が上場来高値、3%超高 好決算受け買い優勢

2024年10月11日(金)10時48分

 10月11日の東京株式市場でファーストリテイリングが3日続伸し、一時3.6%高の5万3250円まで上昇し、株式分割考慮後の上場来高値を更新した。写真は同社の主力ブランド「ユニクロ」のロゴ。2014年7月、都内の店舗で撮影(2024年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 11日 ロイター] - 11日の東京株式市場でファーストリテイリングが3日続伸し、一時3.6%高の5万3250円まで上昇し、株式分割考慮後の上場来高値を更新した。前日に公表された決算内容を好感した買いが優勢となっている。

同社は10日、2025年8月期の連結営業利益(国際会計基準)が前年比5.8%増の5300億円となる見通しと発表した。4年連続で過去最高を見込む。主力ブランド「ユニクロ」の海外事業を中心に世界での事業拡大が寄与する。IBESがまとめたアナリスト14人の予想平均値5177億円を上回る。前期は売上高に当たる売上収益が3兆円、営業利益が5000億円を初めて突破した。

市場では、好業績に加えて需給面での買いも入っているとの指摘が聞かれた。松井証券のシニアマーケットアナリスト・窪田朋一郎氏は「同社株は、日経平均の構成比率引き下げの需給イベントを見越したショート(売り)がたまっていたが、意外と株価は下がらず、巻き戻しの買いが入っているようだ」と話した。一方、テクニカル面でも7月に付けた高値を超えてきており、「目先もしっかりとした推移が見込まれる」(窪田氏)という。

ロイター
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