TDバンク、マネロン対策巡り米当局と和解へ 罰金30億ドル=報道
カナダのTDバンクは、麻薬カルテルによるマネーロンダリング(資金洗浄)を適切に監視しなかったとされる問題を巡り、米国の規制当局と検察との和解の一環として約30億ドルの罰金を支払う見通し。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が9日報じた。TDバンクのロゴが入った建物の資料写真(2024年 ロイター/Chris Helgren)
[9日 ロイター] - カナダのTDバンクは、麻薬カルテルによるマネーロンダリング(資金洗浄)を適切に監視しなかったとされる問題を巡り、米国の規制当局と検察との和解の一環として約30億ドルの罰金を支払う見通し。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が9日報じた。
同行の米国部門は10日に罪を認める見込みという。
WSJによると、米通貨監督庁(OCC)は合意の一環として、同行が米国内で一定水準以上に拡大しないよう資産規模に制限も課すとみられている。
また、米司法省と米財務省の金融犯罪取り締まりネットワーク(FinCEN)がいずれも独立した監視役を送り、合意順守を徹底させる方針という。
TDバンク、司法省、通貨監督庁、FinCENはロイターのコメント要請に返答していない。