ステランティスCEO、ルノーと合併のうわさ「単なる憶測」
欧米自動車大手ステランティスのカルロス・タバレス最高経営責任者(CEO)は10月3日、同社と仏ルノーの合併に関するうわさは「単なる憶測だ」と述べた。7月22日、セルビアのクラグイェバツで撮影(2024年 ロイター/Zorana Jevtic)
[ソショー(フランス)/パリ 3日 ロイター] - 欧米自動車大手ステランティスのカルロス・タバレス最高経営責任者(CEO)は3日、同社と仏ルノーの合併に関するうわさは「単なる憶測だ」と述べた。
ルノーのルカ・デメオCEOは「うわさ」だとしてコメントを控えた。
イタリア紙イルソーレ24オーレは今週、従来の自動車メーカーが直面する厳しい競争に対処するための解決策として規模の経済が考えられるとし、両社の合併を巡る観測が強まっていると報じた。
ステランティスは今週、通年の利益見通しを下方修正した。米国事業の立て直しを目指す中、キャッシュバーン(現金燃焼)が予想を上回る見通しを示した。
株価は3月以降55%超下落しており、時価総額は470億ユーロ(520億ドル)減少。欧州の自動車株で最悪のパフォーマンスとなっている。
両社の合併を巡っては2月にも、ルノーの筆頭株主で、ステランティスにも出資しているフランス政府が両社の合併計画を検討しているとイタリアのメディアが報じている。