ニュース速報
ビジネス

スピリット航空、株価大幅下落 破産申請の可能性巡る報道で

2024年10月04日(金)08時44分

 スピリット航空は10月3日、ジェットブルー航空との統合計画が失敗に終わったことを受け、米連邦破産法第11条の適用を申請する可能性があり、債券保有者とその条件を巡り協議している。2月8日、ラスベガス空港から離陸した同社旅客機(2024年 ロイター/Mike Blake)

Ananya Mariam Rajesh

[3日 ロイター] - スピリット航空は、ジェットブルー航空との統合計画が失敗に終わったことを受け、米連邦破産法第11条の適用を申請する可能性があり、債券保有者とその条件を巡り協議している。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が3日、関係者の話として報じた。これを受けて時間外取引で株価は約30%下落した。

WSJによると、スピリット航空は法廷外取引を通じたバランスシートの再構築も模索しているが、最近の協議は、破産法の適用申請で支持を取り付けるため、債券保有者やその他の債権者と合意に達することに重点を置いている。

WSJの報道に対し、スピリットは同社の第2・四半期決算説明会でテッド・クリスティ最高経営責任者(CEO)が2025年と26年に迎える債務満期について、社債保有者のアドバイザーと協議中であると述べたことを指摘した。

クリスティ氏は「この話は現在も進行中であるため、この件に関して詳細を述べたり、質問を受けたり、潜在的な結果について推測したりするつもりはない」とし、これは優先事項であり、事業にとって最善の結果をできるだけ早期に確保することに注力していると説明した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米加州当局、乳牛と接触した2人の鳥インフル感染を確

ワールド

仏首相、大企業・富裕層対象の増税を再表明 財政赤字

ビジネス

米港湾スト即時終了へ、労使が賃上げ暫定合意 6年で

ワールド

バイデン氏、イラン石油施設攻撃巡り「公の場で交渉せ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:大谷の偉業
特集:大谷の偉業
2024年10月 8日号(10/ 1発売)

ドジャース地区優勝と初の「50-50」を達成した大谷翔平をアメリカはどう見たか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    【独占インタビュー】ロバーツ監督が目撃、大谷翔平が「花開く」瞬間...「彼はロボットではなくチームメイト」
  • 3
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はどこに
  • 4
    サッカーユニから胸を「まる出し」、下は穿かず...人…
  • 5
    8日間のはずが8カ月に...宇宙飛行士の「足止め騒動」…
  • 6
    年収600万円、消費者金融の仕事は悪くなかったが、債…
  • 7
    原点は「ナチスの純血思想」...オーストリアで自由党…
  • 8
    NewJeansミンジが涙目 夢をかなえた彼女を待ってい…
  • 9
    大谷翔平と愛犬デコピンのバッテリーに球場は大歓声…
  • 10
    アラスカ上空でロシア軍機がF16の後方死角からパッシ…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はどこに
  • 3
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ日本の伝統文化? カギは大手メディアが仕掛ける「伝検」
  • 4
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 5
    エコ意識が高過ぎ?...キャサリン妃の「予想外ファッ…
  • 6
    ワーテルローの戦い、発掘で見つかった大量の切断さ…
  • 7
    大谷翔平と愛犬デコピンのバッテリーに球場は大歓声…
  • 8
    【クイズ】「バッハ(Bach)」はドイツ語でどういう…
  • 9
    【独占インタビュー】ロバーツ監督が目撃、大谷翔平…
  • 10
    南洋のシャチが、強烈な一撃でイルカを「空中に弾き…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 3
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレイグの新髪型が賛否両論...イメチェンの理由は?
  • 4
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 5
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは.…
  • 6
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 7
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ…
  • 8
    国立西洋美術館『モネ 睡蓮のとき』 鑑賞チケット5組…
  • 9
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 10
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中