ニュース速報
ビジネス

米港湾スト、長期化なら物価上昇につながる=シカゴ連銀総裁

2024年10月04日(金)04時35分

米シカゴ地区連銀のグールスビー総裁(写真)は3日、米港湾労働者によるストライキが長引けばサプライチェーン(供給網)の混乱で物価上昇につながる可能性があると述べた。7月撮影(2024年 ロイター/Ann Saphir)

[3日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は3日、米港湾労働者によるストライキが長引けばサプライチェーン(供給網)の混乱で物価上昇につながる可能性があると述べた。WBEZラジオに出演した。

ストを受け、小売・製造各社は約2週間分の商品を備蓄しているが、労働争議が長引けば「一部の物価が上昇する可能性がある」と指摘した。

東海岸とメキシコ湾岸の港湾労働者によるストはこの日、3日目に入った。

専門家は、このストにより米国経済は1日あたり数十億ドルの損失を被っていると推計している。これに対しグールズビー氏は、20兆ドルを超える米の経済規模と比較すると「それほど圧倒的に大きい数字ではない」と指摘した。

金融政策については、インフレ率がほぼ米連邦準備理事会(FRB)の目標値まで低下したことから、今後12カ月で「大幅に」金利を引き下げる必要があるとの認識を示した。そうでなければ経済と雇用市場が過度に冷え込むリスクがあるとした。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

日銀は段階的な利上げを、インフレデータ正当化なら=

ビジネス

米国株式市場=下落、雇用統計控え様子見 中東情勢も

ワールド

再送米、イスラエルとイラン石油施設攻撃巡り協議か 

ビジネス

米オープンAI、40億ドルの信用枠確保 矢継ぎ早の
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:大谷の偉業
特集:大谷の偉業
2024年10月 8日号(10/ 1発売)

ドジャース地区優勝と初の「50-50」を達成した大谷翔平をアメリカはどう見たか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    【独占インタビュー】ロバーツ監督が目撃、大谷翔平が「花開く」瞬間...「彼はロボットではなくチームメイト」
  • 3
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はどこに
  • 4
    サッカーユニから胸を「まる出し」、下は穿かず...人…
  • 5
    8日間のはずが8カ月に...宇宙飛行士の「足止め騒動」…
  • 6
    大谷翔平と愛犬デコピンのバッテリーに球場は大歓声…
  • 7
    年収600万円、消費者金融の仕事は悪くなかったが、債…
  • 8
    大谷翔平をベーブ・ルースやテッド・ウィリアムズな…
  • 9
    アラスカ上空でロシア軍機がF16の後方死角からパッシ…
  • 10
    原点は「ナチスの純血思想」...オーストリアで自由党…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はどこに
  • 3
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ日本の伝統文化? カギは大手メディアが仕掛ける「伝検」
  • 4
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 5
    エコ意識が高過ぎ?...キャサリン妃の「予想外ファッ…
  • 6
    ワーテルローの戦い、発掘で見つかった大量の切断さ…
  • 7
    大谷翔平と愛犬デコピンのバッテリーに球場は大歓声…
  • 8
    【クイズ】「バッハ(Bach)」はドイツ語でどういう…
  • 9
    【独占インタビュー】ロバーツ監督が目撃、大谷翔平…
  • 10
    南洋のシャチが、強烈な一撃でイルカを「空中に弾き…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 3
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレイグの新髪型が賛否両論...イメチェンの理由は?
  • 4
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 5
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは.…
  • 6
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 7
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ…
  • 8
    国立西洋美術館『モネ 睡蓮のとき』 鑑賞チケット5組…
  • 9
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 10
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中