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中国人民銀の国債オペ、9月は2000億元買い入れ

2024年09月30日(月)19時48分

中国人民銀行(中央銀行)は30日、9月の公開市場操作(オペ)で2000億元(285億2000万ドル)の国債を買い入れたと発表した。人民銀本部で2018年撮影。(2024年 ロイター/Jason Lee/File Photo)

[上海 30日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は30日、9月の公開市場操作(オペ)で2000億元(285億2000万ドル)の国債を買い入れたと発表した。

中国の長期国債利回りは先週、過去最低水準から急伸。中央・地方政府が大規模な景気刺激策を発表したことを受けた。

人民銀行は9月のオペについて「金融政策のカウンターシクリカル(景気変動の抑制)調整を強化し、銀行システムの流動性を適度に潤沢に保つ」ことが狙いだと述べた。

人民銀行は8月、新たに開始した銀行間取引市場での国債オペの内容を初めて公表、8月は短期債買いと長期債売りで差し引き1000億元を買い入れたと明らかにしたが、今回は内訳を公表しなかった。

中国では、経済低迷を背景に安全資産を求める銀行や投資家が国債を購入し、債券価格が長期にわたって急伸していた。人民銀行は債券価格の上昇に警告を発し、先月、長期国債を売却していた。

BNPパリバ・アセット・マネジメントのマルチアセット・クオンツ・ソリューション・ポートフォリオ・マネジャー、ウェイ・リー氏は「結局のところ、イールドカーブの上方傾斜を維持するという人民銀行の目標は、景気刺激に向けた短期利回り低下と投資奨励に向けた長期利回り上昇を支えている」と述べた

10年債利回りと30年債利回りは25日以降、それぞれ13ベーシスポイント(bp)、22bp急伸。1年債と10年債のスプレッドは15bp拡大し、イールドカーブがスティープ化している。

長期債利回りの急ピッチな上昇を受けて、人民銀行が従来の姿勢を転換して長期国債の購入を開始する可能性もある。

ロイター
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