ニュース速報
ビジネス

メタがARグラスの試作版初公開 現実世界にホログラム重ねる

2024年09月26日(木)08時15分

 米メタは9月25日に開いた年次開発者会議で、開発中の拡張現実(AR)グラス「オリオン」の試作版を初披露した。カリフォルニア州の本社で撮影(2024年 ロイター/Manuel Orbegozo)

Katie Paul

[メロンパーク(米カリフォルニア州) 25日 ロイター] - 米メタは25日に開いた年次開発者会議で、開発中の拡張現実(AR)グラス「オリオン」の試作版を初披露した。

マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は「物理的世界にホログラムが重ねられている」と説明し、かなり楽しみな未来を垣間見せてくれる「タイムマシン」だとアピールした。

操作はハンドトラッキング、音声入力や、手首を起点とする神経インターフェースにも対応。ザッカーバーグ氏によると、今後はより小型にしてコストを引き下げ、商品化につなげる方針だ。

公開されたデモ映像では、グラスに文字メッセージや画像が映し出され、半導体大手エヌビディアのジェンセン・フアンCEOが体験する様子も見られた。

メタは最初の商用ARグラスを2027年に発売する予定。関係者の1人は開発者会議の前に、この時点までに技術的なブレークスルーによって生産コストが低下するはずだとの見方を示した。

既にメタはスマートグラスの「レイバン・メタ」を販売している。当初関心は乏しかったが、昨年になって人工知能(AI)アシスタント機能を追加すると注目を浴びるようになり、同社は今年、AI機能の強化を発表している。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

メラニア夫人、中絶の権利擁護を示唆 トランプ氏の立

ワールド

石破首相、経済対策の策定指示 総選挙後に決定・補正

ワールド

ウクライナ軍総司令官、ドネツク州で防衛強化指示 要

ワールド

原油先物は小幅続伸、中東情勢の供給影響を見極め
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:大谷の偉業
特集:大谷の偉業
2024年10月 8日号(10/ 1発売)

ドジャース地区優勝と初の「50-50」を達成した大谷翔平をアメリカはどう見たか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    【独占インタビュー】ロバーツ監督が目撃、大谷翔平が「花開く」瞬間...「彼はロボットではなくチームメイト」
  • 3
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はどこに
  • 4
    サッカーユニから胸を「まる出し」、下は穿かず...人…
  • 5
    8日間のはずが8カ月に...宇宙飛行士の「足止め騒動」…
  • 6
    年収600万円、消費者金融の仕事は悪くなかったが、債…
  • 7
    原点は「ナチスの純血思想」...オーストリアで自由党…
  • 8
    NewJeansミンジが涙目 夢をかなえた彼女を待ってい…
  • 9
    大谷翔平と愛犬デコピンのバッテリーに球場は大歓声…
  • 10
    アラスカ上空でロシア軍機がF16の後方死角からパッシ…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はどこに
  • 3
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ日本の伝統文化? カギは大手メディアが仕掛ける「伝検」
  • 4
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 5
    エコ意識が高過ぎ?...キャサリン妃の「予想外ファッ…
  • 6
    ワーテルローの戦い、発掘で見つかった大量の切断さ…
  • 7
    大谷翔平と愛犬デコピンのバッテリーに球場は大歓声…
  • 8
    【クイズ】「バッハ(Bach)」はドイツ語でどういう…
  • 9
    【独占インタビュー】ロバーツ監督が目撃、大谷翔平…
  • 10
    南洋のシャチが、強烈な一撃でイルカを「空中に弾き…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 3
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレイグの新髪型が賛否両論...イメチェンの理由は?
  • 4
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 5
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは.…
  • 6
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 7
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ…
  • 8
    国立西洋美術館『モネ 睡蓮のとき』 鑑賞チケット5組…
  • 9
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 10
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中