ニュース速報
ビジネス

米住宅価格指数、7月は前年比4.5%上昇=FHFA

2024年09月24日(火)23時50分

米連邦住宅金融庁(FHFA)が24日発表した7月の米住宅価格指数(季節調整済み)は前年同月比で4.5%上昇と、上昇率が2023年6月以来の小ささとなった。3月撮影(2024年 ロイター/Mike Blake)

[ワシントン 24日 ロイター] - 米連邦住宅金融庁(FHFA)が24日発表した7月の米住宅価格指数(季節調整済み)は前年同月比で4.5%上昇と、上昇率が2023年6月以来の小ささとなった。

供給が改善する中で全体的な傾向は鈍化しており、住宅ローン金利の緩和と相まって住宅購入により手が届きやすくなる可能性がある。

6月は5.3%上昇と、前回発表の5.1%上昇から上方改定された。

前月比では7月は0.1%上昇。6月は横ばいだった。

FHFAの調査・統計部門の副部長アンジュ・バジャ氏は「米住宅価格は3カ月連続でほとんど変動がなかった」と指摘。「住宅ローン金利が徐々に低下し、住宅価格が比較的横ばいであることから、購入しやすさは改善する公算が大きい」と述べた。

足元の住宅ローン金利は1年半ぶりの低水準にあり、先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で連邦準備理事会(FRB)がフェデラルファンド(FF)金利の目標誘導レンジを0.5%ポイント引き下げ、4.75─5.00%にすることを決定したことから、さらに低下する可能性がある。

7月は、9地区全てで住宅価格が前年同月比で上昇。中部大西洋岸、東北中部、ニューイングランド、東南部で大幅に伸びた。一方、西南部中部は1.6%上昇にとどまった。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米国債券ETFの立ち上げ、前年比5割増

ビジネス

米財政、次期政権下で一段と悪化 政治二極化で交渉困

ビジネス

ヘッジファンド業界、大手のシェアが上昇=BofA報

ワールド

ロシア、ウクライナ北東部の民間住宅を攻撃 3人死亡
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:羽生結弦が能登に伝えたい思い
特集:羽生結弦が能登に伝えたい思い
2024年10月 1日号(9/24発売)

被災地支援を続ける羽生結弦が語った、3.11の記憶と震災を生きる意味

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    キャサリン妃の「外交ファッション」は圧倒的存在感...世界が魅了された5つの瞬間
  • 2
    先住民が遺した壁画に「当時の人類が見たはずがない生物」が描かれていた「謎」...南ア大学チーム
  • 3
    中国「愛国ビジネス」暴走、日本人襲撃...中国政府は止められないのか
  • 4
    メーガン妃に大打撃、「因縁の一件」とは?...キャサ…
  • 5
    ゼレンスキー氏「戦争終結に近づいている」、米テレ…
  • 6
    レザーパンツで「女性特有の感染症リスク」が増加...…
  • 7
    がん治療3本柱の一角「放射線治療」に大革命...がん…
  • 8
    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…
  • 9
    「ゾッとした」「未確認生物?」山の中で撮影された…
  • 10
    恩師を殺害したバスジャック犯の少年に、5年後「つら…
  • 1
    キャサリン妃の「外交ファッション」は圧倒的存在感...世界が魅了された5つの瞬間
  • 2
    がん治療3本柱の一角「放射線治療」に大革命...がんだけを狙い撃つ、最先端「低侵襲治療」とは?
  • 3
    クローン病と潰瘍性大腸炎...手ごわい炎症性腸疾患に高まる【新たな治療法】の期待
  • 4
    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…
  • 5
    世界で最も華麗で高額な新高層ビルに差す影
  • 6
    浮橋に集ったロシア兵「多数を一蹴」の瞬間...HIMARS…
  • 7
    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…
  • 8
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 9
    レザーパンツで「女性特有の感染症リスク」が増加...…
  • 10
    「ポケットの中の爆弾」が一斉に大量爆発、イスラエ…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンションは、10年後どうなった?「海外不動産」投資のリアル事情
  • 3
    年収分布で分かる「自分の年収は高いのか、低いのか」
  • 4
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレ…
  • 5
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 6
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは.…
  • 7
    「あの頃の思い出が詰まっている...」懐かしのマクド…
  • 8
    止まらない爆発、巨大な煙...ウクライナの「すさまじ…
  • 9
    「ローカリズムをグローバルにという点で、Number_i…
  • 10
    中国の製造業に「衰退の兆し」日本が辿った道との3つ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中