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英中銀、緩やかな利下げ可能 中立金利で落ち着く見通し=総裁

2024年09月24日(火)18時00分

 9月24日、イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は同日公表された地方誌ケント・メッセンジャーとのインタビューで、緩やかな利下げが可能だとの認識を示した。ロンドンで5月9日、代表撮影(2024年 ロイター)

[ロンドン 24日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は24日公表された地方誌ケント・メッセンジャーとのインタビューで、緩やかな利下げが可能だとの認識を示した。

ベイリー氏は、インフレ率が約2年前に記録した11.1%から鈍化していることに「非常に勇気づけられる」とし「金利の道筋は緩やかに下向きになると考えている」と述べた。

「今後もインフレ率を持続的に目標水準に合致させる必要がある。現時点ではインフレの構成要素がかなり不均衡な組み合わせになっている」とも発言した。

8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.2%上昇だったが、サービス価格と賃金は5%以上上昇しており、中銀の懸念要因となっている。

金利はどの水準で落ち着くのかとの質問には、恐らく中立金利で落ち着くだろうが、具体的な水準は分からないと述べた。

中銀は8月に利下げを実施。先週は政策金利を5.0%に据え置いた。ロイター調査によると、次回11月の金融政策委員会で政策金利を4.75%に引き下げる見通し。

ロイター
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