ニュース速報
ビジネス

SEC、株式「呼び値」最小単位縮小を全会一致で採択

2024年09月19日(木)08時24分

9月18日、米証券取引委員会(SEC)は、株式市場における「呼び値(売買における価格の刻み幅)」の最小単位を従来の0.01ドルから0.005ドルに縮小する新たな規則を全会一致で採択した。写真はニューヨークで2016年12月撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)

Douglas Gillison

[18日 ロイター] - 米証券取引委員会(SEC)は18日、株式市場における「呼び値(売買における価格の刻み幅)」の最小単位を従来の0.01ドルから0.005ドルに縮小する新たな規則を全会一致で採択した。

一定期間の売り気配値と買い気配値の差が平均0.015ドル以下の銘柄が適用対象。これによって取引コスト低下とより競争的なプライシングが生まれ、投資家に有益性をもたらすとみられる。

今回の新規則採択は、SECが2022年に打ち出した包括的な市場構造改革案の一部。

SECのゲンスラー委員長は、新規則は株式市場の透明性と公平性、効率性を高めると指摘した上で「それはSECの使命の核心に行き着く。これらの改革は投資家や資本市場形成のためになる」と強調した。

私設取引システムなど取引外取引では既に呼び値の最小単位が先行して縮小されており、SECによると、新規則導入で証券取引所側の競争力向上も期待できるという。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米新規失業保険申請、1.2万件減の21.9万件 4

ビジネス

米経常赤字、第2四半期は10.7%増 22年第1四

ワールド

ロシア、ウクライナ東部のエネルギー施設を攻撃 電力

ビジネス

ECBの緩和サイクル、今後数カ月で加速の公算=伊中
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
2024年9月17日/2024年9月24日号(9/10発売)

ユダヤ人とは何なのか? なぜ世界に離散したのか? 優秀な人材を輩出した理由は? ユダヤを知れば世界が分かる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    クローン病と潰瘍性大腸炎...手ごわい炎症性腸疾患に高まる【新たな治療法】の期待
  • 2
    岸田政権「円高容認」の過ち...日本経済の成長率を高められる次期首相は高市氏だ
  • 3
    「ポケットの中の爆弾」が一斉に大量爆発、イスラエルのハイテク攻撃か
  • 4
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 5
    米大統領選を左右するかもしれない「ハリスの大笑い」
  • 6
    「気持ち悪い」「正直言って変...」サブリナ・カーペ…
  • 7
    「トランプ暗殺未遂」容疑者ラウスとクルックス、殺…
  • 8
    北朝鮮で10代少女が逮捕、見せしめに...視聴した「禁…
  • 9
    地震の恩恵? 「地震が金塊を作っているかもしれない…
  • 10
    「移民が犬や猫を食べている」と言われた町がいま願…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは...」と飼い主...住宅から巨大ニシキヘビ押収 驚愕のその姿とは?
  • 3
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢な処刑」、少女が生き延びるのは極めて難しい
  • 4
    キャサリン妃とメーガン妃の「ケープ」対決...最も優…
  • 5
    【クイズ】自殺率が最も高い国は?
  • 6
    クローン病と潰瘍性大腸炎...手ごわい炎症性腸疾患に…
  • 7
    北朝鮮で10代少女が逮捕、見せしめに...視聴した「禁…
  • 8
    ロシア空軍が誇るSu-30M戦闘機、黒海上空でウクライ…
  • 9
    エリザベス女王とフィリップ殿下の銅像が完成...「誰…
  • 10
    ウィリアムとヘンリーの間に「信頼はない」...近い将…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンションは、10年後どうなった?「海外不動産」投資のリアル事情
  • 3
    年収分布で分かる「自分の年収は高いのか、低いのか」
  • 4
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレ…
  • 5
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 6
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは.…
  • 7
    「あの頃の思い出が詰まっている...」懐かしのマクド…
  • 8
    止まらない爆発、巨大な煙...ウクライナの「すさまじ…
  • 9
    「棺桶みたい...」客室乗務員がフライト中に眠る「秘…
  • 10
    ロシア国内クルスク州でウクライナ軍がHIMARS爆撃...…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中