FRB当局者、24年末の政策金利は4.4%と予想=金利・経済見通し
米連邦準備理事会(FRB)が18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で公表した金利・経済見通しによると、政策担当者は年末までに金利を4.25─4.50%に引き下げる必要があると考えている。2022年6月撮影(2024年 ロイター/Sarah Silbiger)
[ワシントン 18日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で公表した金利・経済見通しによると、政策担当者は年末までに金利を4.25─4.50%に引き下げる必要があると考えている。これは6月時点の予想よりも高い水準となる。
政策担当者19人のうち2人は、年内に追加利下げを行うべきではないと考えている。25ベーシスポイント(bp)の利下げ1回のみが必要だと考えているのは7人だった。
一方、中央値を上回る年内の利下げ回数を予想する政策担当者はわずか1人だった。
FRBの短期借入コストの目標範囲は、現在4.75─5.00%であり、政策担当者が11月と12月に予定されている年内2回の会合で、それぞれ25bpの利下げを予想していることが示唆される。
2025年末の政策金利の予測中央値は3.4%。来年には25bpの利下げが4回行われることを意味している。政策金利は26年末と27年には2.9%になるとみられている。
6月時点の見通しでは、24年全体で25bpの利下げを1回のみ実施すると予想していた。