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午後3時のドルは小動き143円前半、米イベント後の変動警戒

2024年09月10日(火)15時34分

 9月10日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤と変わらずの143円前半で取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年2月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 10日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤と変わらずの143円前半で取引されている。日中は手掛かり難から小動きとなった。市場では、米大統領選候補者による討論会や、米消費者物価指数(CPI)が次の注目イベントとして関心が集まっている。

ドルは朝方の142円後半から仲値にかけて一時143円半ばへ上昇したが、実需関連の売買が一巡すると買いが失速し、午後には143円前半へ反落した。取引量も限られ、見送りムードの強い展開が続いた。

市場では、日本時間11日午前10時から行われる米大統領選候補者による討論会が関心を集めている。支持率が拮抗する民主党候補のハリス副大統領と、共和党候補のトランプ前大統領が初めて直接対決する。

両氏ともに経済政策の内容がまだはっきりしていないこともあり、現時点で明確な相場の方向感は見いだしにくいとの声が大勢だ。とはいえ「トランプ氏が優勢ならリフレ政策への期待から米金利高やドル高が進みやすくなり、ハリス氏ならその逆となる可能性が高い」(外銀アナリスト)との指摘が複数聞かれた。

日中のドル/円は小動きとなったが、市場では今しばらく荒い値動きが続くとの見立てが優勢。通貨オプション市場でも、1カ月物の予想変動率(インプライド・ボラティリティ)は12%台と、年初来最高の15%から小幅低下した水準にとどまっている。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 143.15/143.16 1.1039/1.1040 158.03/158.04

午前9時現在 143.18/143.19 1.1035/1.1036 158.01/158.02

NY午後5時 143.17/143.20 1.1035/1.1036 157.99/158.03

ロイター
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