アップルのiPhone16、中国で不評 AI対応せず
米アップルが9日に発表した新型スマートフォン「iPhone16」が中国で不評を買っている。写真は新製品を写真にとる人。カリフォルニア州で9日撮影(2024年 ロイター/Manuel Orbegozo)
[北京 10日 ロイター] - 米アップルが9日に発表した新型スマートフォン「iPhone16」が中国で不評を買っている。
iPhone16はアップルの生成AI(人工知能)機能「アップルインテリジェンス」に対応しており、同社はスマホ販売が鈍化する中、消費者の買い替えを促すことを期待している。
しかし中国ではiPhone16向けのAIパートナーが発表されておらず、アップルインテリジェンスで中国語が利用できるようになるのは来年に入ってからだ。
中国のソーシャルメディアでは10日、同国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の三つ折りスマホ発表会を控える中、iPhone16が話題の中心となった。
交流サイト「微博(ウェイボー)」ではトップ10のトレンドトピックのうち3つがiPhone16の発売に関連したもので、AI機能が主要なテーマに含まれている。
「iPhone16の中国版はまだAIに対応していない」というハッシュタグはウェイボーで1133万回の閲覧と1500件以上のコメントを集めた。
「AIが使えないなら買う意味があるのか」と書き込むユーザーもいた。
「AIが最大のセールスポイントでなければ、半額にすべきだ」というコメントもあった。
また、あるユーザーはファーウェイの新機種と比較し、「iPhone16にAIが搭載されるかどうかは関係ない。ファーウェイの三つ折りスマホを買うつもりだからだ」と投稿した。