財新・中国サービスPMI、8月は51.6に低下 雇用軟調
財新/S&Pグローバルが4日発表した8月の中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は51.6と、7月の52.1から低下した。写真は湖北省宜昌市で2016年7月撮影(2024年 ロイター/China Daily CDIC)
[北京 4日 ロイター] - 財新/S&Pグローバルが4日発表した8月の中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は51.6と、7月の52.1から低下した。夏の旅行シーズンにもかかわらず活動が鈍化し、コスト上昇を巡る懸念から人員を減らす企業も見られた。好不況の分かれ目である50は上回った。
新規事業指数は引き続き50を上回り、昨年1月以降の拡大を維持したが、成長のペースは7月から鈍化した。
一方、輸出は加速した。海外からの観光への関心が支援材料となった。
企業の楽観度も5月以来の高水準となった。ただ、過去の平均は依然下回っている。
7月に拡大していた雇用は減少に転じた。退職やコスト削減に伴う人員削減が影響した。
平均投入価格は上昇が続き、コスト上昇率は昨年6月以来の高水準を記録。
一方、販売価格は7カ月ぶりに下落し、下落率は2022年4月以来の大きさとなった。
製造業とサービス部門を合わせた総合PMIは51.2で7月と同じだった。製造業PMIの上昇をサービス部門PMIの低下が相殺した。