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ディレクTV、ディズニーと契約更新交渉不調 有料放送巡り

2024年09月02日(月)12時46分

 米衛星放送大手ディレクTVは米メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーの傘下有料テレビ局に関する契約更新交渉が不調に終わり、1100万人余りに上るディレクTV加入者がスポーツ専門ESPNやABCなどのテレビ局を視聴できなくなった。写真はニューヨーク証券取引所で2017年12月撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)

Dawn Chmielewski Lisa Richwine

[1日 ロイター] - 米衛星放送大手ディレクTVは米メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーの傘下有料テレビ局に関する契約更新交渉が不調に終わり、1100万人余りに上るディレクTV加入者がスポーツ専門ESPNやABCなどのテレビ局を視聴できなくなった。

両社が2019年に締結した契約が1日付で失効した。ディレクTV加入者は、ディズニー傘下テレビ局を選択しても「このチャンネルの所有者であるディズニーとの契約は終了しました」というメッセージが表示される。今月10日にABCニュースが放映する予定の大統領選討論会なども視聴できなくなった。

ディレクTVの広報担当によると、ディズニーには5月に契約更新交渉を持ちかけた。関係者は、2日のレーバーデーを含む連休前の時点で交渉が難航していると明らかにしていた。

ディレクTVは、契約更新の一環として、ストリーミング時代の消費者の好みに対応して提供プランの変更を求めた。スポーツを視聴しない契約者向けにESPNを含まないプランなど、より小規模で低価格のプランの販売を認めるようディズニー側に求めた。

ディレクTVのロブ・サン最高コンテンツ責任者は1日付の文書でディズニーが「消費者を犠牲にして最大限の利益と支配力を追求し続け、消費者が好きな番組やスポーツを妥当な価格で視聴することを難しくした」と批判した。

ロイター
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