ニュース速報
ビジネス

トランプ氏、体外受精費用は政府か保険会社が負担 大統領選出なら

2024年08月30日(金)14時25分

米共和党の大統領候補トランプ前大統領は29日、11月の大統領選で当選した場合、体外受精による不妊治療の費用を政府か保険会社が負担すると表明した。写真はウィスコンシン州のタウンホールで29日撮影(2024年 ロイター/Vincent Alban)

James Oliphant Helen Coster

[ワシントン 29日 ロイター] - 米共和党の大統領候補トランプ前大統領は29日、11月の大統領選で当選した場合、体外受精による不妊治療の費用を政府か保険会社が負担すると表明した。女性や郊外の有権者を取り込む狙いがあるとみられる。

中西部ウィスコンシン州ラクロスで開催したタウンホール形式の選挙イベントで述べた。

トランプ氏は同日ミシガン州でも、「新生児にかかる主要な費用」の税額控除を推進すると述べていた。

世論調査によると、トランプ氏はハリス副大統領が民主党の大統領候補になって以降、女性有権者の支持を奪われつつある。

トランプ氏は体外受精の費用を政府がどのように負担するかや、自身の提案に関して議会に行動を求めるかなどについて詳細は明らかにしなかった。

ハリス陣営の広報担当者、サラフィナ・チチカ氏は29日、女性のリプロダクティブケアに関する問題でトランプ氏を信用すべきではないと指摘。「トランプ氏がロー対ウェイド(人工妊娠中絶を憲法上の権利と認める1973年の判決)を覆したため、体外受精はすでに攻撃にさらされており、全米の各州で女性の自由が奪われている」と語った。

アラバマ州の最高裁が受精卵を子どもと見なす判断を示したことを受け、体外受精は今回の選挙戦で主な争点に浮上している。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

高市氏「低金利続けるべき」、追加利上げをけん制=自

ワールド

アングル:「世界の工場」目指すインド、ライバル中国

ワールド

焦点:トランプ陣営、激戦州勝利へ賭けの戦略 照準は

ワールド

トランプ氏、移民強制送還を表明 オハイオの「ペット
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
2024年9月17日/2024年9月24日号(9/10発売)

ユダヤ人とは何なのか? なぜ世界に離散したのか? 優秀な人材を輩出した理由は? ユダヤを知れば世界が分かる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは...」と飼い主...住宅から巨大ニシキヘビ押収 驚愕のその姿とは?
  • 3
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢な処刑」、少女が生き延びるのは極めて難しい
  • 4
    【クイズ】自殺率が最も高い国は?
  • 5
    世界に離散、大富豪も多い...「ユダヤ」とは一体何な…
  • 6
    ロシア空軍が誇るSu-30M戦闘機、黒海上空でウクライ…
  • 7
    ウクライナ「携帯式兵器」、ロシアSu-25戦闘機に見事…
  • 8
    クルスク州「重要な補給路」がHIMARSのターゲットに.…
  • 9
    強烈な炎を吐くウクライナ「新型ドローン兵器」、ロ…
  • 10
    ロック界のカリスマ、フランク・ザッパの娘が語る「…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレイグの新髪型が賛否両論...イメチェンの理由は?
  • 3
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは...」と飼い主...住宅から巨大ニシキヘビ押収 驚愕のその姿とは?
  • 4
    「令和の米騒動」その真相...「不作のほうが売上高が…
  • 5
    【現地観戦】「中国代表は警察に通報すべき」「10元…
  • 6
    強烈な炎を吐くウクライナ「新型ドローン兵器」、ロ…
  • 7
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 8
    メーガン妃の投資先が「貧困ポルノ」と批判される...…
  • 9
    アメリカの住宅がどんどん小さくなる謎
  • 10
    森に潜んだロシア部隊を発見、HIMARS精密攻撃で大爆…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    ウクライナの越境攻撃で大混乱か...クルスク州でロシア軍が誤って「味方に爆撃」した決定的瞬間
  • 3
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンションは、10年後どうなった?「海外不動産」投資のリアル事情
  • 4
    電子レンジは「バクテリアの温床」...どう掃除すれば…
  • 5
    ハッチから侵入...ウクライナのFPVドローンがロシア…
  • 6
    年収分布で分かる「自分の年収は高いのか、低いのか」
  • 7
    日本とは全然違う...フランスで「制服」導入も学生は…
  • 8
    「棺桶みたい...」客室乗務員がフライト中に眠る「秘…
  • 9
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレ…
  • 10
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中