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ライアンエア、夏季運賃見通し引き上げ CEO「2桁台下落消えた」

2024年08月28日(水)12時17分

 8月27日、アイルランドの格安航空大手ライアンエアは、夏季運賃の見通しを上方修正した。写真は同社のロゴ。アイルランドのダブリンにある同社本社で2021年9月撮影(2024 ロイター/Clodagh Kilcoyne)

Kate Abnett Bart Biesemans

[ブリュッセル 27日 ロイター] - アイルランドの格安航空大手ライアンエアは27日、夏季運賃の見通しを上方修正した。マイケル・オライリー最高経営責任者(CEO)は、欧州短距離路線の低迷が横ばいになったことから2桁台の下落リスクはもはやないとロイターに述べた。

同社の株価は先月、7─9月の運賃が10%を超える下落傾向にあるとオライリー氏が警告したことを受け15%下落した。

同氏は27日、ブリュッセルでインタビューに応じ、先に「ベストシナリオ」とした5%の運賃下落が現時点で「かなり正確」と指摘。「醜悪なシナリオ」とした2桁下落のリスクは「消えたようだ」と述べた。

その上で「4・5・6月には若干の運賃下落が見られたものの、その後横ばいになっている」と指摘。理由を問われ、消費者が夏のピーク時に支出を増やす意欲を持った可能性を挙げたが、「実際のところは分わからない」と述べた。

また、ロンドンで記者団の取材に応じ、消費者が圧力を受けている限り、運賃はわずかな下落傾向が続く公算が大きいと述べた。

ロイター
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