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豪BHP、通期決算は2%増益 市場予想上回る

2024年08月27日(火)10時14分

 8月27日、オーストラリアの資源大手BHPグループが発表した2024年度(6月30日終了)通期決算は、基調的利益が前年比2%増の136億6000万ドルとなり、ビジブル・アルファがまとめた市場予想の132億6000万ドルを上回った。写真は同社のロゴと、鉱山労働者の模型。2021年11月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Melanie Burton Sameer Manekar

[メルボルン 27日 ロイター] - オーストラリアの資源大手BHPグループが27日発表した2024年度(6月30日終了)通期決算は、基調的利益が前年比2%増の136億6000万ドルとなり、ビジブル・アルファがまとめた市場予想の132億6000万ドルを上回った。

2年連続で過去最高を記録した鉄鉱石の生産と底堅い価格が収益を支え、軟調な石炭価格や2件の炭鉱売却による影響を帳消しにした。

BHPは25年度の設備投資・掘削支出について、昨年度の93億ドルから約100億ドルに引き上げると表明。26年度からは中期的に年平均110億ドルとする方針を示した。

BHPはエネルギーの移行に銅が果たす大きな役割や、中国の景気低迷に伴う鉄鉱石の厳しい見通しを踏まえ、銅生産の拡大にも注力している。

アルゴ・インベストメンツのポートフォリオマネジャー、アンディ・フォスター氏は、BHPの通期決算では同社の力強いキャッシュフローと健全なバランスシートが明らかになったと指摘。「同社は依然として銅を重要なコモディティーと考えており、銅への設備投資と成長期待を明確に打ち出した」と述べた。

ロイター
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