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中国債券市場、市場原理に基づき監督 当局が介入観測否定
2024年08月26日(月)08時53分
中国国営メディアは8月24日、金融規制当局は、国内債券市場の監督を市場原理に基づき、マクロプルーデンスやコンプライアンスの観点から取り組んでいると報じた。2022年9月、北京で撮影(2024年 ロイター/Tingshu Wang)
[上海 24日 ロイター] - 中国国営メディアは24日、金融規制当局は、国内債券市場の監督を市場原理に基づき、マクロプルーデンスやコンプライアンスの観点から取り組んでいると報じた。
中国当局はここ数週間、国内債券市場での過熱的な取引を抑制し、債券購入のリスクについて繰り返し警告している。
中国人民銀行傘下機関は、国債市場を操作した疑いで地方商業銀行4行を調査すると今月初めに発表した。
金融時報は、人民銀行が行政措置を通じて市場に介入しているとの一部の市場参加者の見方を否定した。
同紙は業界関係者の発言を引用し、「金融機関が市場原理と法の支配に基づき取引を行う限り、当局は直接介入しない」とした。
さらに、事情に詳しい関係者の話として、市場介入観測が「事態を混乱させている」と指摘した。